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奇妙な奇妙な祭りの世界への道先案内人ryoです。
今回は奇妙な祭り達の魅力をご紹介したいと思います。
お嬢様、旦那様。それでは、日本三大奇祭へとご案内致します。
日本三大奇祭へとご招待致します。
お嬢様。旦那様。
道すがら、足場の悪い場所もございます。
また、迷路のように複雑になっている道もございます。
不思議な魅力に取りつかれて、くれぐれも迷子になりませんように私がエスコートさせて頂きます。
- 秋田「なまはげ柴灯(せど)祭り」
- 長野「御柱祭り」
- 山梨「吉田の火祭り」
①秋田「なまはげ柴灯(せど)祭り」
秋田と言えばなまはげ。なまはげと言えば秋田。
そうなまはげで有名な秋田で毎年2月に開かれているお祭りです。
※柴灯(せど/さいとう)とは…神仏の前で焚(た)く篝火(かがりび)
なまはげ柴灯祭りは900年の歴史をもつ神事の柴灯と「悪い子はいねがー、泣く子はいねがー」のフレーズでお馴染みのなまはげを組み合わせたお祭りとなっています。
簡単に言うと、なまはげが大きな焚火の前で踊ったり、太鼓を打ったりするお祭りです。
なまはげが激しくかつ華麗に踊る姿、力強く太鼓を打つ姿というのはなかなか見られないのでご覧になったことがある方も少ないのではないでしょうか?
一般的には家を訪問して子供を驚かすことで子供に悪事をしてはいけません。親の言うことをよく聞きましょうと訓戒を示し、家内安全・無病息災を願う神様がなまはげです。
決して子供を泣かすのが好きな悪者ではありません。
なまはげには赤いお面と青いお面があって、赤いお面が爺さんなまはげ。青いお面が婆さんなまはげ。
赤いなまはげと青いなまはげで一対の夫婦になります。
実際に行ってみたことがありますが、祭り参加には千円ほどの料金がかかります。
また、祭りにはなまはげ、なまはげ、なまはげとなまはげが所狭しと集まっており、なまはげで頭がゲシュタルト崩壊を起こしますw
子供を泣かさずに、華麗に舞うなまはげ。力強くバチを打つなまはげ。新たななまはげの一面を見せてくれるお祭りとなっています。
②長野「御柱祭り」
長野県の御柱祭り。
正式名称は式年造営御柱大祭。
名前は知らずとも祭りの様子を目にしたことは一度や二度あるかもしれません。
この祭りは7年に一度開かれる危険な祭りです。
また、過去には祭りの最中に氏子(うじこ)が死亡するという悲劇もあったお祭りです。
氏子とは…地域において、その土地の氏神を祀る人(その土地の神様が守っている地域に住んでいる人のことです)
16本の厳選された巨大なモミの木を野を越え、山を越え、川を越えて曳いていく山田出し。
途中坂道をモミの木に乗ったまま曳いて坂道を下る様はジェットコースターのそれです。
曳いたモミの木は山出氏の後、神社の境内に建てられて神様となります。この建替えが里曳きです。
とにかく坂道を滑るのが危険で命を危険に晒しても参加したいという覚悟のある方だけ参加をお勧めします。
ちなみにですが、この祭りの参加資格は氏子のみとなっていますので一般参加はできません。
迫力満点なので、是非見に行ってみてください。
③山梨「吉田の火祭り」
火祭りの名に恥じぬほどとにかく火を扱うファイヤーなお祭りとなっています。
まず本殿祭、諏訪神社祭が行われて大神輿(みこし)、御影が参道を降りていき、町内を一周します。
御影とは…神霊、御霊のこと。他にも死んだ人の姿や肖像の事も御影と言います。
御旅所に大神輿と御影が奉納されると神社内の70本余りの大松明と各家で用意された松明に一斉に火を入れます。
まるで大火事にでもなったのかと錯覚するぐらい街中は火の海です。
町のどこを見てもとにかく燃えています。こんなに燃えて大丈夫なのかと心配になるぐらい燃えます。
こんなにも燃えているのにいまだに実際の火事が起きたことはないというから驚きを禁じえません。
とにかく物理的に燃える祭りなので、心だけでなく物理的にも燃えたい方におすすめなのが吉田の火祭りです。
まとめ
日本三大奇祭。
奇祭というだけあっても物珍しさで溢れているお祭りとなっています。
普通の祭りに飽きた。普通の祭りでは満足できない方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
世界に目を向けるともっともっと変な祭りはいっぱいあるのでそのあたりも今後ご紹介していければと思います。