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お面を被ってヤバイ経験した男ryoです。
今回は、お面を被ったままでいると怖いんだぞという記事になっています。
私の怖い体験を物語形式で書いていきたいと思います。
本当にあった怖いお面の話
- (プロローグ)子供時代によく友達とお祭りにいってました。
- 見知らぬ少女
- それは抗い難く….
- 恐怖の深淵にようこそ
- 真の恐怖を体験せよ
①(プロローグ)子供時代によく友達とお祭りにいってました
小学生の頃、地元のお祭りによく友達と行っていました。
私の家はおこずかい制ではなかったので、夏祭りとかに行く際は親にお金をもらっていました。
普段お金がもらえない身としては、お祭りはお金がもらえる数少ないチャンスだったわけですね。
そんなわけで、出店を巡っては散財するような小学生でした。
ある夏の日、近所から離れたあるお祭りに親と友達と一緒に出掛けます。
地元の小規模なお祭りにしか行ったことがない私は規模が大きくて、人の多いお祭りは初めての体験でした。
②見知らぬ少女
早速、お金をもらって友達と出店巡りを始める私。
いつものように焼きそばを買って、唐揚げを買ってと出だし好調の私。残金を確認しながら次はどこに行こうかなと思っていると友人がトイレに行きたいと言います。
トイレに一緒にいくと、私は用事がなかったので外で待つことに。
待っていて暇を持て余していると、「えーん」と泣き声が聞こえます。
声の主を探していると祭りの喧騒(けんそう)から少し外れた場所で泣いている女の子を見つけました。
どうやら人ごみで親とはぐれてしまった女の子。
私は迷子センターに女の子を連れていくことに決めました。
親がいなくて心細い女の子は鼻を鳴らしてまだべそをかいています。
そんな女の子に私は綿アメを買いました。
綿アメをたべてすっかり女の子は笑顔になり、それにつられて私も笑顔になります。
迷子センターに着くと、既に親御さんはいて迷子センターに来てはいないかと探していたようです。
女の子に手を振って別れた私は友達の元に戻ろうとしました。
③それは抗い難く…
戻る途中、得も知れぬ感覚を感じます。
お面屋さん。
祭りの出店によくあるヒーローものだったり、ヒロインものだったりのキャラクターのお面。
お面を買ったことがなかった私は財布と葛藤しながらお面を購入します。
気づければ残金は雀の涙ほど。
それでも、お面を手にした私は舞い上がっていました。
早速、お面を顔につけた私。
視界が狭く、ほとんど前が見えません。
なんだこれーと叫びながら、人混みを走っていく小学生。
初めての場所の祭りだったので、道順を私は憶えていません。
女の子を連れて行くときは、あやすのに必死であまり道を把握していませんでした。
私はうろ覚えの記憶を辿りながら、戻っていきます。
途中ここは確か通ったなと見覚えのある道を探しながら、走っていくと道に迷ってしまいました。
日が暮れて、すっかり暗くなった道。まばらに人通りはあるものの街頭がぽつんと点在している道。
その暗闇の中を記憶を頼りに進んでいくことにしました。
④恐怖の深淵にようこそ
記憶を頼りに進む私ですが、案の定道に迷ってしまいました。
分かる道まで引き返そうとした私ですが、不安は募るばかりです。
お面を被ったままで視界が悪いことが不安を増す原因になったのかもしれません。
心細くなった私は泣き出しそうになっていました。
どこからか人を呼ぶ声が聞こえます。
不安から来る空耳だったのかもしれません。
その声は私の名前を呼んでいる気がしました。
私は泣き出しそうになりながら、声のする方へと駆けていきます。
ですが、次の瞬間視界が暗転しました。
足元が暗く、私は川に落ちてしまったのです。
とても私の身長では足がつく深さではなく、水の流れは私を丸呑みにしてしまいました。
⑤真の恐怖を体験せよ
なんとか必死に足掻く私ですが、川はどこ吹く風と意に介しません。
助けて、助けてと必死に叫ぶ私の抵抗空しく、私の意識は薄れていきます。
まるで、川が私の首を真綿で締めるように少しずつ少しずつ奥底へと引きずり込んでいく恐怖を感じました。
そこで私の記憶は途切れています。
気が付いたときには、救急車の中にいて側で親が泣いていたのを覚えています。
どうやら、近くを通りかかった人が川で人が浮いているのを見つけて助けてくれたそうです。
あの時、死神が私の喉元まで鎌を張り付けて今か今かと手ぐすね引いていたのだろうと思います。
戒め
お面を被ったままでいると本当に危ないです。
私のように死にかけた経験をすることもあります。下手すれば死んでしまうこともあります。
単独で行動すると危ない目に合う危険がありますので、誰かと一緒に行動するように気を付けましょう。
元々、お面は顔に付けると視界が悪くなり危険であるため顔の側面につけておくのが正しいつけ方となっています。注意してください。
私のお面をつけた恐怖体験でした。