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ryoです。
またもまだまだ人生これからという前途有望な学生が自ら命を絶ってしまうという悲しい事件があったことがネットニュースに流れました。
亡くなった生徒さんが通われていたのは千葉県市立柏高。
事件が起きたのは2018年12月でした。
当時、吹奏楽部に所属する2年生男子が飛び降り自殺をし、市の第三者委員会が事の顛末書を報告したのはそれから3年半後の今日(2022年6月6日)です。
母校(高校)の吹奏楽部もかなりブラックでした。
市立柏高
”報告書によると、時間内に終わらないことが多く、休日は午後9時を過ぎることも。さらに「自主練」として朝練や昼練、居残り練習にもほとんどの生徒が参加し、事実上義務付けられていた。”https://t.co/ADkS13xGbd— これでも大学職員 (@koredemo) June 6, 2022
吹奏楽部所属の生徒さんが亡くなられた理由とその背景にある原因について記事にまとめたいと思います。
市立柏高2吹奏楽学部員が飛び降り自殺。。
事件が起きたのは2018年12月5日2時15分。
吹奏楽部に所属する2年生男子生徒が自殺をしました。
高所からの飛び降り自殺だったそうです。
学校の中庭で倒れている人影を巡回中の警備員が発見し、側にあった男子生徒のものと思われるカバンのからは「幸せな最期を迎える」というメッセージが書かれた遺書が見つかっています。
状況から見て警察は自殺と判断しています。
まだ17年ぐらいしか生きてなくて幸せを最期を迎えたいと自ら命を絶ってしまった男子生徒さんの心境を想うととても胸が痛みます。
市立柏高の吹奏楽部の自殺報道を見て思う。
私自身、高校時代は吹奏楽部に所属していた。強豪校とかではなかったけど、マンモス高で、1年の4月に60人近くいた同期は引退する時には12人になっていた。
校則に厳しい学校で、クラス外活動も多く、年間360日は学校にいた記憶がある。— 旅人 我路。 (@TabibitoGaro) June 6, 2022
まだまだ人生これからなのにとても悲しい出来事です。。。
市立柏高2吹奏楽学部員が飛び降り自殺の原因(理由)は?
市の第三者委員会は自殺の直接的な原因は特定できなかったとしながらも、自殺原因の一因に「長時間による部活動の拘束があった」と報告しています。
第三者委員会の調査では部活動の練習を含めて一月で346時間学校に拘束されている現状があったようです。
一般的に過労死ラインと言われる一月当たりの総労働時間が240時間なので、かなり過酷な環境だったと言えます。
最近きくようになった「ブラック部活」です。
男子生徒は特に学校生活で素行不良もなく、真面目な生徒で熱心に部活の練習に打ち込んでいたという証言もありますから、真面目な分つらかったり、逃げたかったりという本音を隠して自分を追い込んでしまったのだろうと思われます。
男子生徒は小学生から吹奏楽をはじめ、中学生でパーカーションを経験し高校ではマーチングをやりたいと市立柏高校に進学したそうです。将来は音楽関係の仕事に就きたいと夢を抱いていました。
まじめな日本人気質や途中で逃げ出すような奴はだめな奴というようなレッテル張りという沈黙の圧力が彼を殺してしまったのではないかと思います。
一度はそんな無言の圧力を感じたことがある方もいるかもしれません。
吹奏楽部の練習はかなり過酷だったようです
柏高校吹奏楽部の成績を見てみると、全国金賞18回、銀賞12回、銅賞1回。
支部成績をみてみても金賞35回、銀賞1回と他を圧倒するだけの成績を残しています。
それだけの強豪校であるためか部活の長時間練習は常態化していたようです。
(報道では朝連から始まって夜9時過ぎて学校から帰るのは珍しくない生活を送っていたと言われています。部の正式な練習時間は平日が午後4~7時、休日は午前8時~午後5時ごろとされる。)
練習時間が終わっても、事実上居残り練習することは義務化されていて多くの生徒が自主練と言う名の残業を行っていたそうです。
同調圧力もあり、なかなか私は定時で帰りますとは言いにくい状況だったことがよくわかります。
これは会社で勤務されている社会人の方の多くが抱えている悩みですよね。
仕事が終わったから、定時でさっさと帰りますとは言いにくい。。と私も感じる時があるのでよくわかります。
学校側の不手際も指摘されています
男子生徒が亡くなった翌日、まるで自殺した男子生徒がいなかったかのように普段通りの練習が再開されていたことも分かっています。
部員からは「男子生徒が抜けちゃっていないのにこのまま普通に何も変わったことがなかったかのようにやるのが結構つらかった」「男子生徒のことは触れるなみたいな暗黙の了解みたいなのができていた。誰も話題に出しちゃいけないみたいな感じになっていた」といった証言あります。
同じ部活の仲間が自殺して動揺している生徒に対して構わず練習をさせるような大人もおかしいと思います。
また、自殺から一月も経たないうちに吹奏楽部のSNSで楽し気な様子を投稿したり、遺族に対して学校の教頭があけましておめでとうございますと新年のあいさつをしたことや遺族に人からもらった菓子折りをそのまま横流ししたなど配慮に欠けた対応も報道されています。
まとめ
辛いと感じたときにつらいと言えるのはとても大事なことだと思います。
こんな冷め切った世の中ですが、きっと手を差し伸べてくれる人がたくさんいます。
ズタボロになって死んでしまいたいと絶望するまで頑張らなければいけないことなんてありません。
辛かったら逃げてしまってもいいんですからね。
逃げたときはみっともないと思えても、逃げた先できっと素敵な出会いが待っているはずです。
時間が経って後から逃げてよかったと少しでも思えたのならそれでいいんです!
https://twitter.com/keifu721/status/1272906293657862146