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長らく韓国とナイジェリアで競っており、初の女性代表が期待されているWTO(世界貿易機構)トップにナイジャリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相が就任することが一般理事会を経て決定しました。
当初、8人いた候補者から最後は韓国の兪 明希(ユ・ミョンヒ)さんと二人でトップ争いをしていました。
初のWTO女性トップとなったヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏の経歴などが気になりましたので記事にして紹介したいと思います。
初のWTO(世界貿易機構)女性トップにヌゴジ・オコンジョイウェアラさんが決定!
【初の女性 WTO新トップ承認】https://t.co/g0cQ1SVZrA
世界貿易機関(WTO)は15日、一般理事会を開き、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相を次期事務局長とすることを正式承認した。WTO史上初めて女性がトップの座に就く。アフリカ出身者としても初。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 15, 2021
世界貿易機関(WTO)は15日、一般理事会を開き、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相(66)を次期事務局長とすることを正式承認した。
アゼベド前事務局長が任期を1年残して昨年8月末で辞任後、約半年にわたった事務局長不在が解消される。
最後まで候補に残った韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長(53)との女性同士の一騎打ちを制し、WTO史上初めて女性がトップの座に就く。アフリカ出身者としても初めてとなる。
yahooニュースより引用
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ヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏のプロフィールを紹介!
- 名前:ヌゴジ・オコンジョイウェアラ(またはンゴジ・オコンジョイウェアラ)
- 生年月日:1954年6月13日
- 年齢:66歳
- 身長:****cm
- 出身地:ナイジェリア連邦共和国 オグワシ=ウク
- 学歴:イバダン大学インターナショナルスクール卒業→ハーバード大学(博士号)→マサチューセッツ工科大学(博士号)
- 職業:政治家、経済学者
- 所属政党:人民民主党
- 配偶者:イケムバ・イウェアラ
ヌゴジ・オコンジョイウェアラ(またはンゴジオコンジョイウェアラ)さんはナイジェリア連邦共和国出身の66歳。
(日本の外務省表記ではオコンジョ=イウェアラ)
ナイジャリアのイバダン大学卒業後はアメリカに留学し、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学で博士号を取るなど高学歴となっています。
また既婚者であり、旦那様(夫)との間に4人の子供を持つお母さんという顔も持っています。
ヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏の経歴を紹介!
- 2003年ナイジャリア連邦共和国財務大臣就任
- 2006年ナイジェリア連邦共和国外務大臣就任
- 2007年世界銀行副総裁就任
- 2011年ナイジェリア連邦共和国財務大臣再任
- 2021年WTO(世界貿易機構)初の女性代表に就任
初のWTO女性代表となったヌゴジ・オコンジョイウェアラさんがどうWTOを再建するのか世界中から熱視線を送られていますね。
ヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏の母親は誘拐されていた?
ナイジェリア警察は2012年12月11日にヌゴジ・オコンジョイウェアラさんの母親が誘拐されたと発表しています。
事件は解決ており、母親は無事だったようです。
犯行は政治的な動機ではなく金銭目的によるものだったようです。
ナイジェリア警察は10日、世界銀行(World Bank)元専務理事として知られるナイジェリアの財務相ヌゴジ・オコンジョイウェアラ(Ngozi Okonjo-Iweala)氏の母親、カメネ・オコンジョ(Kamene Okonjo)さん(82)が同国南部で誘拐されたと発表した。
9日に発生した衝撃的な誘拐事件は、アフリカの最多人口国にして最大産油国であるナイジェリアの不安定な治安を改めて浮き彫りにした。身代金要求の有無について警察は明らかにしていないが、地元警察はAFPの取材に対し「動機はまだ不明だが誘拐事件であることは間違いない」と説明し、大規模な捜査態勢を敷き犯人らの行方を追っていると語った。
財務相担当報道官が発表した声明によると事件は9日、身代金目当ての誘拐が多発しているナイジェリア南部デルタ(Delta)州にあるオコンジョイウェアラ氏の両親宅で発生した。地元メディアによれば、オコンジョイウェアラ氏の父親がこの地域の領主であることから地元では「宮殿」と呼ばれている両親の邸宅に白昼、銃で武装したグループが押し入った。
大学教授であるカメネさんが表門付近で働いていた作業員たちのために飲み物を持って家から出てきたところ、潜んでいた武装グループがカメネさんを捕らえて連れ去ったという。犯行当時、カメネさんの夫は旅行中で不在で、常駐しているはずの警察官の姿もなかったという。また容疑者の1人が家の中に入り、カメネさんのハンドバッグを持ち出したとの報道もある。
財務省は事件当日の声明で「これまでに財務相自身に対しても脅迫があったが、カメネさんの誘拐犯が同じ人物らであるのか、それ以外の敵意ある動機を持つ勢力なのか見極めるのは難しい」と述べている。
同国南部の産油地帯ニジェール・デルタ(Niger Delta)での身代金目的の誘拐事件は珍しくはないが、今回のように著名人を対象とした事件はまれだ。
ニジェール・デルタでは2009年に反政府武装勢力が停戦を宣言して以来、衝突や暴力事件は激減したものの、依然として誘拐事件は大きな問題のままだ。
ナイジェリアは特に燃料補助金制度をめぐる贈収賄などで、世界で最も汚職がまん延する国の一つに数えられている。 そうした中、汚職撲滅を推進してきたオコンジョイウェアラ財務相は、石油輸入業者に対する戦いの先頭に立ってきた。
議会の調査で今年初め、燃料補助金制度を通じて2009~11年の間に68億ドル(約5600億円)が国庫から失われていたことが判明した。ナイジェリア政府はガソリン価格を低く抑える目的で補助金制度を設けている。
調査報告では長年疑われてきた適切な会計制度の欠如、過払い、故意の法規無視、制度運営能力の明らかな不足などが詳細に明らかにされた。
尊敬を集めているオコンジョイウェアラ財務相は今年初め、世銀総裁選にも立候補し、米国人による世銀総裁職の独占を破る候補と有力視されたが、最終的には韓国系米国人のジム・ヨン・キム(Jim Yong Kim)氏が就任した。(c)AFP/M.J. Smith
AFP通信より引用
https://www.afpbb.com/articles/-/2915991
まとめ
WTO(世界貿易機構)初の女性トップに就任したヌゴジ・オコンジョイウェアラさんについて記事にまとめて紹介しました。
WTOのトップ交代は日本にとっても重要案件です。
韓国とわだかまりを生んでいる輸出規制の行方を左右することになるからです。
これに対して韓国は政治的な対抗措置であり不当な扱いだ抗議しています。
日本はこの判断が不当かどうかをWTOの判断にゆだねることにしていますのでWTOの代表が誰になるのかが今後需要になってくるのです。(韓国のユ・ミョウンヒ氏がWTOトップになると韓国側に忖度して正しい判断ができないのではないか?と日本は危惧していました)
WTOの再建に向けてヌゴジ氏がどうするのかも注目ですね。
輸出規制を分かりやすく解説!
韓国に対して、安全保障上の友好国に与えている輸出管理の優遇措置をこれまで日本は与えていました。
日本が優遇措置を与えている国は「ホワイト国」と呼ばれており外国為替法に基づいて、相手国との輸出が適切に管理できているとする国を経済産業省が政令で指定しています。
「ホワイト国」は現在、アメリカやイギリスなど27か国指定されており、「ホワイト国」に指定されれば、安全保障上の脅威になるような先端技術などを輸出するときに優遇措置を受けて手続きが簡単になるというメリットがあります。
輸出規制によって、半導体の基板の洗浄に使われる「フッ化水素」。テレビやスマートフォン向けの有機ELディスプレーなどに使われる「フッ化ポリイミド」。それに半導体の基板に塗る感光材「レジスト」の3品目は半導体が国の主要産業である韓国にとってメーカーの清算遅れなど経済的な打撃を受けることになりますが、いずれも軍需物資の製造にも使うこともできる材料であるため安全性を考慮して流通ルートに不正が動きがあるため日本は韓国をホワイト国から外すことにしています。