時代を先取るトレンドニュースを!

ミンアウンフライン将軍(最高司令官)の経歴や年齢(兄弟)は?

広告

ブログの訪問・閲覧ありがとうございます。

ryoです。

2021年2月1日。

2021に入って世界平和を揺るがす重大事件が起こりました。

人権家(政治家)のアウンサンスーチー氏率いるミャンマーの与党政権(NLD:国民民主連盟)をミャンマー国軍襲撃。

政権与党トップのアウンサウスーチー国家顧問とウィンミン大統領を拘束される事態に至りました。

事実上のクーデターとみられています。

今回のクーデター首謀者ミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン将軍(最高司令官)について記事にまとめましたので紹介したいと思います。

ミャンマーでクーデターが発生!国防軍が政権与党を襲撃する事態に。

2021年2月1日、午前ミャンマー国軍はアウンサンスーチー氏の拘束を発表しました。

近年はアウンサウンスーチーさんが率いるNLDにより民主化が進んできましたが、ここで一気に民主化が後退する事態となりました。

ミャンマーでは長らく軍が政治の実権を握っていたという歴史があるので、政権与党よりも権力をもっているという状態が続いていました。

今回のクーデターの発端は昨年の選挙に不正があったためと国軍は説明しています。

これにより、現在ミャンマーでは非常事態宣言が発令しました。

ミャンマー国軍は1日午前8時半(日本時間午前11時)ごろ、国軍が保有するテレビを通じ、「軍が国家の権力を掌握した」と宣言した。

これに先立ち、アウンサンスーチー国家顧問やウィンミン大統領らが国軍に拘束されたと、AFP通信などが報じていた。

事実上のクーデターとみられる。

国軍は、スーチー氏が率いる与党・国民民主連盟(NLD)が圧勝した昨年11月の総選挙に不正があったと主張し、NLDとの緊張が高まっていた。

【写真】国家の立法権、行政権、司法権を委譲されたミンアウンフライン最高司令官  国軍は、非常事態時に軍が1年間、権力を掌握できるとする憲法にのっとった対応だと説明し、NLD政権下で副大統領を務めている軍人出身のミンスエ氏が暫定的に大統領に就くと発表した。

ミンスエ暫定大統領のもとで非常事態宣言が出され、国家の立法権、行政権、司法権をミンアウンフライン最高司令官に委譲するとした。

ミャンマーでは1962年のクーデター以降、半世紀以上にわたって国軍の政治支配が続いたが、民主化運動指導者だったスーチー氏が率いるNLDが2015年の総選挙で勝利し、民主化が進められてきた。

しかし、今回の事態で民主化への道が再び閉ざされる可能性がある。

NLD幹部は朝日新聞の取材に、大臣や州首相ら複数の政権幹部も国軍に拘束されたと明らかにした。

英BBCなどによると、首都ネピドーの通りには兵士らの姿がある。ネピドーや最大都市ヤンゴンでは電話が不通になり、インターネット回線もつながりにくくなっている。国軍が保有するテレビ局以外はほぼすべてが放映されていない。

yahooニュースより引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/95c952fc6af8521691c562332e7e1e614e1177c8

広告

ミャンマー国軍最高司令官ミン・アウン・フライン将軍とは?

ミン・アウン・フラインは建設省技師のウー・タウン・フラインの子供として誕生しています。

ヤンゴン芸術工科大学法学部進学しますが法学への道には進まずに卒業後は国軍士官学校に入学。

駐モン州部隊長を経験し、2002年に三角軍区司令官に昇進。

2007年のミャンマー反政府デモでは軍部でデモ鎮圧作戦を指揮しています。

2011年よりミャンマー連邦共和国国軍総司令官として軍トップに昇り詰めました。

更に、2021年2月1日に軍クーデターを指揮し政権与党を制圧し全権を掌握。

事実上のミャンマー最高指導者(暫定大統領)となりました。

これにより三権(司法・行政・立法)を軍が握ることになります。

中国の共産党同様に一党独裁体制です。

https://twitter.com/mingalar_myan/status/1356085437668839432

これまでの歴史でも軍部が権力をもって悲惨な結末を迎えた国はたくさんあります。

ミャンマーは民主化という新しい道を切り開こうとしていましたが、歴史を逆行することになってしまいました。

 

アウンサンスーチ氏は現在、軍に拘束されていますが首都ネピドーの自宅で軟禁状態であるとNLDが明らかにしています。

ミン・アウン・フライン将軍の経歴を紹介!

ミン・アウン・フライン将軍の経歴を紹介します。

  • 1972年3月/ ヤンゴン芸術工科大学法学部
  • 1974年1月 / 国軍士官学校入学、教育班軍曹
  • 1977年12月 – 少尉任官
  • 2002年 – 三角軍区司令官
  • 2008年6月 – 第2特別作戦室長
  • 2008/2009 – 少将
  • 2009年末 – 中将
  • 2011年始 – 大将
  • 2011年3月30日 – 国軍最高司令官就任
  • 2012年4月3日 – 次級大将
  • 2013年3月 – 上級大将
  • 2021年2月 – ミャンマーの(事実上の)指導者

アウンサウンスーチー氏と同様にロヒンギャ難民問題については批判する立場をとっています。

ロヒンギャとの民族紛争問題とも密接にかかわっており、ロヒンギャ難民の掃討作戦を指揮。

大量虐殺を行い、人権侵害であると国際社会から糾弾されたこともある人物です。

バングラデッシュからの不法移民(ロヒンギャ難民)の存在を認めずに、「ベンガル人」と呼んでいます。

ベンガル人は太平洋戦争時の「ビルマの戦い」でイギリスに味方し、ビルマの独立を妨げた裏切り者であると過激な発言も行いました。

 

ミン・アウン・フライン将軍は2017年に来日し当時総理大臣だった安倍晋三首相とも会談したことがあります。

ミン・アウン・フライン将軍の兄弟は?

ミン・アウン・フライン将軍には兄弟はおらず一人っ子のようです。

兄弟がいたら少し今とは違う人物になったのかもしれないですね。

いや、でも金正恩氏はアレなので兄弟の有無に関わらず性格は変わらないかもしれませんが。

 

まとめ

ミャンマーの国軍クーデータを指揮し事実上の最高指導者へとなったミン・アウン・フライン将軍。

今回のクーデターでアジア諸国の平和も脅かされそうです。

アジアの実権掌握を目論んでいる中国政府にとってはきっと今回のクーデターは都合がいいことだと思います。

アジア諸国で中国の影が見え隠れすることは多いですからね。

もしかしたら、今回のクーデターに中国が一枚かんでいるかもしれません。

他人事と思わずに日本人もミャンマーの今後の動向に注目しておく必要がありそうです。

 

広告
モバイルバージョンを終了