難病少女を支えた母が殺害された!事件の真相、犯人は?【アンビリバボー】

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ryoです。

アンビリーバボーで難病を抱えた少女を献身的に支えた母親が殺害された全米驚愕の大事件について紹介がありました。

今回はこの「ディーディー・ブランチャード殺人事件」の真相を取り上げたいと思います。

「ディーディー・ブランチャード殺人事件」

事件の概要を紹介

2015年にアメリカで実際に起きた殺人事件です。

最初にフランチャード親子が注目を浴びるようになったのは、2005年アメリカ南部を巨大ハリケーン・カトリーナが襲ったことがきっかけです。

ハリケーン襲来で救助された被災者の中には車いすに乗った娘ジプシー・フランチャードと母ディーディー・フランチャードの母娘がいました。

娘ジプシーには知的障害があり知能は7歳程度。

さらに筋ジストロフィーや白血病の難病も患っていました。

そんな娘をシングルマザーでありながら献身的に支える母ディーディーは地元メディアに大きく取り上げられ母娘の元には励ましの手紙や応援の声が届くようになりました。

徐々に援助の輪は拡大していき莫大な支援物資や募金が集まってくるように。中には一軒家をプレゼントする支援者まで。不幸のどん底にあった母娘がやっと幸せな生活ができるようになると大勢の人たちは喜んでいました。

それから10年後、全米を震撼させる恐ろしい事件が起こります。

2015年6月、母親のディーディー・フランチャードが何者かによって殺害されたのです。

そして、娘ジプシーは行方不明となっていました。

犯人や事件の真相は?

母親が殺害されたことで事件は警察による調査が進むと事件は急転直下の結末を迎えます。

無職の男性、ニコラス・ゴドジョンが犯人として逮捕されたのです。

娘のジプシーはゴドジョンの自宅で保護されました。

驚くべきはゴドジョンだけでなく、ジプシーも共犯者として殺人罪で起訴されたことです。

この事件の裏には恐ろしい事実が隠されていました。

娘のジプシーはいたって健康な女の子であり、生まれたときから病気とは無縁なほど健康体だったという事実です。

幼少期からジプシーは母に病気に罹っているとずっと洗脳されていました。自分の言いなりにならない娘に対して家庭内暴力をふるい精神的に追い詰められていった女の子に対抗する術はなく、自分を守るために母の言いなりになる他ありませんでした。

ジプシーは病気だからと毎日大量の薬を飲まされ、手術まで受けさせられました。

娘の髪を剃り上げ車いすに乗せたディーディーはとても満足していました。娘を病気だと偽り、熱心に看護する母親を演じることで周囲の注目を集めたい。尊敬されたい。という願望を満たすための行為で、これは「代理ミュウヒハウゼン症候群」と呼ばれる精神疾患によるものでした。

母親の支配から抜け出すために少女は出会い系サイトで知り合ったゴドジョンに母の殺害を依頼。自宅に招き入れられたゴドジョンはディーディーを殺害しています。ナイフで17回も突き刺すほどのめった刺しだったそうです。

10年の禁固刑となり現在刑務所に服役しているジプシーは今までに味わえなかった自由がここにはあると語っているそうです。

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悲しい事件としてSNSにも衝撃が広がるほどに

ディーディー・フランチャード殺人事件はhuluで「The act」名でドラマ化もされています。(日本配信未定)

この事件についてアーティストの草野絵美さんがツイートすると日本でも「言葉が出ない」や「これが事実だなんて」と多くの反響を呼びました。

確かにこんなに悲しいことはないですよね。他人なら縁を切ればそれまでですが母娘であれば簡単に円を切るなんてできません。シングルマザーで母の愛情しか知らずに育てば尚の事だと思います。

事件の発端となった「代理ミュウヒハウゼン症候群」

代理ミュウヒハウゼン症候群とは傷害の対象が自分自身ではなく、何か別のもの(代理)である精神疾患です。

正式名称:ミュウヒハウゼン症候群はホラ吹き男爵症候群とも呼ばれており、18世紀に実在したドイツの男爵の名前が由来になっています。周囲の関心を引くために病気を装ったり、自らの体に傷をつけたりする病気です。この病気形態の一種が代理ミュウヒハウゼン症候群です。

代理ミュウヒハウゼン症候群はこの病気を装ったり、傷をつけたりする対象が自分以外の別のもの(代理)になっている点が異なります。

主に、高齢者や児童などが代理行為の対象になるケースが多いそうです。

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