ブログの訪問・閲覧ありがとうございます。
ryoです。
2021年度のノーベル物理学賞者の発表が行われ日本人の真鍋叔郎(まなべしゅくろう)氏が見事受賞したことが発表されました。
気候変動に関する政府間パネルにも寄与 ノーベル物理学賞に真鍋氏ら https://t.co/sO2ty2ZUSm
真鍋叔郎さん、ノーベル物理学賞受賞おめでとうございます。二酸化炭素の増加により地球が温暖化することを初めてシミュレーションで示した人の一人が日本人だったということを初めて知りました。— みっちゃん (@dohimajin) October 5, 2021
真鍋叔郎さんは愛媛県出身の日本人で現在アメリカ合衆国のプリンストン大学で気象学を研究されており、国籍はアメリカ国籍となっています。
ノーベル物理学賞の日本人受賞はリチウムイオン電池を作成した吉野彰さん以来２年ぶりの受賞になります。
今回ノーベル物理学賞を受賞した真鍋叔郎さんの研究は今や常識となっている二酸化炭素濃度が地球温暖化に影響を与えていることを世界に先駆けて証明した研究を報告しています。
複雑に絡み合う地球の気象システム研究の基礎モデルを作ったことが評価され受賞が決定したそうです。
真鍋叔郎(まなべしゅくろう)さんのプロフィールを紹介！
- 名前：真鍋叔郎(まなべしゅくろう)
- 生年月日：1931年9月21日
- 年齢：90歳
- 身長：172.1cm
- 国籍：日本→アメリカ合衆国(1975年より)
- 出身地：愛媛県宇摩郡新立村(現：四国中央市新宮村)
- 学歴：愛媛県立三島高等学校卒業→東京大学理学部地球物理学科卒業→東京大学大学院博士修了
- 経歴：アメリカ国立気象局(アメリカ海洋大気庁)→プリンストン大学客員教授
真鍋叔郎(まなべしゅくろう)さんについて
真鍋叔郎さんは愛媛県出身の気象学者(理学博士)です。
祖父の代から村ない唯一の医者家系の家に生まれています。
愛媛県出身で愛媛県立三島高等学校卒業後に東京大学進学。
東京大学大学院博士課程修了後は単身渡米しアメリカ国立気象局(現：アメリカ海洋大気庁)に就職し、就職を機にアメリカ国籍を取得されています。
元々医者家系だったこともあり当初は医者になることを志していたそうですが、高校時代に気象研究の論文に興味を持ち医者ではなく科学者になることを決め東京大学進学を決めたそうです。
気象研究の第一人者であり、気候変動の新しい大気海洋結合モデルを提唱し地球科学分野で数値シミュレーションを初めて導入しています。
特に地球温暖化のメカニズムを世界に先駆けて報告し科学誌ネイチャーに掲載されました。
今回、「気候の物理的モデリング、気候変動の定量化、地球温暖化の確実な予想」に関する研究がノーベル物理学賞を受賞。
現在はアメリカ東部ニュージャージ州プリンストンに自宅があり90歳になった現在でもプリンストン大学の客員教授を務められています。
真鍋叔郎さんの研究について掘り下げてみると簡単に説明すると…
１９６６年に「大気の熱収支および放射平衡に関する研究」で藤原賞を授与。
１９６７年にアメリカ気象学会から、あらゆる規模の大気運動の観測、理論、モデリングに関する研究成果が認められ、個人に授与される「Clarence Leroy Meisinger賞」が授与されています。
その後も価値ある学術的褒賞を総なめにして、最後にノーベル賞に輝いています。
これらの研究を簡単に説明すると今まで気象学は論理的には説明することができず曖昧な領域が多い分野でした。
- 気象学をシステマチックにするモデルを作成したこと。
- 気象学も物理や数学と同じように数字で構成されているのだから数値で予測できることを証明したこと。
- CO2が地球温暖化の原因であることを実証したこと
この３つが真鍋教授の実績として挙げられると思います。
気象学者が気象学の論理研究を基に現実の地球温暖化という事象を実証するというのは異彩を放つ偉業です。
本来であればノーベル物理学賞は物理学分野から選出されるのが当たり前。それを今までなかった気象分野に数値を用いたシミュレーションを持ってきてその結果から論知的に物理現象を証明したのだからすごいことです。
例えるならピッチャーなのにホームランキング争いをする大谷翔平選手ぐらい稀有なことです。
アメリカにわたって研究をした理由も日本だと研究者の世界は閉鎖的な世界で年功序列。それに加えて基礎研究費用もどんどん縮小されているという現実があったため実力主義であり研究には莫大な費用を惜しまないアメリカで戦ってみたかったという真鍋さんのチャレンジ精神がマッチしていたこともあると思います。
真鍋叔郎さんは世界一スパコンを使う男だった？
気象研究と言えば膨大なシミュレーションのために世界トップクラスの解析速度を持つスパコンは必需品です。
気象分野の第一人者である真鍋叔郎さんは世界一スパコンを遣う男ともいわれていたそうです。
真鍋叔郎さんの出身高校は？
真鍋叔郎さんは愛媛県宇摩郡新立村(現：四国中央新宮町)出身。
新宮尋常高等小学校から愛媛県立三島中学校(現：愛媛県立三島高等学校)に進学しています。
その後は東京大学理学部地球物地学科を卒業し気象研究の最先端で研究したいと単身渡米しています。
真鍋叔郎さんの家族(娘)もすごい？
真鍋叔郎さんは妻と二人の娘さんがいらっしゃいます。
娘さん二人とも結婚されているようです。
娘さんや奥さんの詳細は明かされていませんのでわかり次第追記したいと思います。
まとめ
真鍋叔郎さんはCO2(二酸化炭素)が気球温暖化の原因になることを世界に先駆けて研究発表されています。
いまやこの研究成果が世界の常識、グローバルスタンダードになっていることを考えるとすごいことですね。
真鍋叔郎さんの構築した気象モデルが現在の天気予報や台風の進路予測、異常気象の事前察知に役立っているので知らず知らずのうちに真鍋叔郎さんの研究による恩恵を受けていると聞いて驚きました。
科学者が心血を注いだ研究で私たちの生活が豊かになっているのだなと改めて感じさせられます。
真鍋叔郎さんは90歳と高齢なのでお体に気を付けて研究をさらに頑張っていただきたいと思います。
コメント